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必要性、背景

プラットフォームの必要性および導入の背景は大きく3つに分けられます。
 

株主構成の劇的変化

第1に、市場を取り巻く急激な環境の変化に伴い、発行会社の株主構成に劇的な変化が生じていることです。
日本企業において長らく続いてきた株式の持ち合いが2000年以降急速に解消され、多くの発行会社において、株主構成の劇的な変化が起きています。
特に外国人投資家をはじめとする国内外の機関投資家が持ち合い解消の受け皿として台頭してきています。
 

受託者責任としての議決権行使

第2に、機関投資家においては、受託者責任の観点から、議決権の行使義務に関する法的な整備が進められてきており、機関投資家が的確に権利を行使できる市場環境の整備が急務となっていることです。
現在の機関投資家による議決権行使の環境は必ずしも良好ではありません。
現行の総会議案の伝達フローでは、発行会社から送付される招集通知は、株主名簿上に記載された株主である個人株主や管理信託銀行などに送付されます。
つまり自己の名義で株式を保有しない国内外の機関投資家は、招集通知を名義株主(管理信託銀行や常任代理人)経由で入手する必要があります。
この多重の構造が現行の議案伝達プロセスを非効率なものとしています。
さらに議案伝達フローと逆の経路をたどる議決権行使フローについても、実質的な株主である機関投資家の行使結果は、株主名簿上の株主である管理信託銀行や常任代理人による集計というプロセスが入り、行使結果の回収に多くの時間を要してしまいます。
このように議決権行使プロセスも非効率なものとなっています。
こうした劣悪な議決行使環境が行使結果に悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
 

コーポレート・ガバナンスに対する意識の高まり

第3に、コーポレート・ガバナンスに対する意識が高まってきていることです。
とりわけ、機関投資家サイドでは議決権行使をコーポレート・ガバナンスの一環としてとらえていて、議決権行使の環境整備を求める声が強まっています。
機関投資家から見た株主総会へのアクセス環境は、議案情報のタイムリーな入手が困難であったり、議案検討のための時間があまりにも短かったりと問題は深刻です。
このような状況から発行会社にとって議決権行使環境改善への積極的な取組みは株主重視の実践手段としてより重要になっています。
 
 

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